白山の絶滅危惧種

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金曜日のオープンガーデン。雨も上がり、涼しい風の吹く日となりました。13:00過ぎの気温22℃、天気は曇りですが、日が射してきました。明日の予報は、晴れ。気温も平年並みとなりそうです。

今日は、白山高山植物園の絶滅危惧種に分類される地味な植物をご紹介しましょう。

ヌマハリイ カヤツリグサ科

前回は、下記をミネハリイとご紹介しましたが、確認したところ、ヌマハリイとの事でした。訂正してご紹介します。そういえば、別山道で見たミネハリイとは随分と大型で・・・。しかし、こちらの植物、大きな水たまりを作った池に生えてきました。今では、ガマと一緒に青々と繁っています。聞けば、石川県内でも数カ所にしか確認されていない絶滅危惧Ⅰ類  それが何故??? おそらく、以前この地には池塘のようなものがあり生育していたものが、乾燥してなくなった時に種だけ地中にあり、それが池が出来たときに発芽して、今の状況になったのではとの事でした。池沼開発、踏みつけ、自然遷移、産地局限。様々な要因で絶滅の危機にあります。そして、白峰では登山口の駐車場の建設により群落の一部が埋め立てられ、消滅寸前となっているとの事。

6272.jpgミクリゼキショウ カヤツリグサ科  

茶色の花が球形に集まっているように見えます。葉はアヤメ科のセキショウに似ていて、花がミクリ(ミクリ科 別名ヤガラ)に似ているのでつけられた名前とか。石川県では絶滅危惧Ⅱ類に分類されています。生育環境の高山(白山)の湿地、水辺が近年減少しつつあり、絶滅の危険が増大しているとあります。6271.jpg

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このページは、スタッフが2013年6月28日 13:16に書いたブログ記事です。

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