2013年11月アーカイブ

先週の金曜日は、小雪。「北国の山沿いなどで雪が降り始める頃だが、まだそれほど多くないので小雪と言う。」と24節気72候のカレンダーにあります。白峰では、20日午後に除雪車が初出動。そして、今朝も眠りを破る除雪車の音。白峰集落より200m近く標高の高い温室周辺では、30㎝近くの積雪がありました。気温は、8:30現在-1℃。11293.jpg温室傍の広場は、一面雪。見本園もロックガーデンも雪の下。11291.jpg温室の2階では落雪に備えて冬囲いがされました。

太郎を眠らせ、次郎を眠らせ、そしてたくさんの花々を眠らせる雪が降り続く季節がやってきます。

気温1℃。昨日、ちらちらと舞っていた雪は午後にはあがり、霜の朝です。11142.jpg霜はポットの苗の根を浮かせます。雪が厚く覆ってくれるまで、苗の管理はかかせません。

11141.jpg純白の衣にはほど遠いけれど、白山がきれいに姿を見せてくれました。11143.jpg

霜月は、別名「神帰月」。先月、出雲へ出かけられていた神様たちが帰ってこられました。菊理媛も白山から見守ってくださっているように見えます。

暖かな日射しが、縮こまった空気を和ませて今日の一日が始まります。 

暦の上では、冬立つ日。明日は、立冬です。紅葉した葉の間から、黄色の花をのぞかせているのは、ミヤマキンバイ。バラ科キジムシロ属の多年草です。葉っぱに長い毛があるのが特徴だそうです。11061.jpg同じバラ科のカライトソウも冬枯れのような葉の間から、一輪花穂を垂れていました。カライトソウは、ワレモコウ属の植物です。アルプスの登山道では、珍しさも手伝って、地味なワレモコウに感激しました。勿論、カライトソウの華やかさには足下にも及びませんが・・・。

11064.jpg種を播いた育苗箱の管理と共に、発芽した苗の記録も行います。

11062.jpg植物園や見本園、白山から採取して播かれた種の発芽を見守り、冬を迎える準備がすすみます。

 

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