先週の金曜日は、小雪。「北国の山沿いなどで雪が降り始める頃だが、まだそれほど多くないので小雪と言う。」と24節気72候のカレンダーにあります。白峰では、20日午後に除雪車が初出動。そして、今朝も眠りを破る除雪車の音。白峰集落より200m近く標高の高い温室周辺では、30㎝近くの積雪がありました。気温は、8:30現在-1℃。
温室傍の広場は、一面雪。見本園もロックガーデンも雪の下。
温室の2階では落雪に備えて冬囲いがされました。
太郎を眠らせ、次郎を眠らせ、そしてたくさんの花々を眠らせる雪が降り続く季節がやってきます。
霜はポットの苗の根を浮かせます。雪が厚く覆ってくれるまで、苗の管理はかかせません。
純白の衣にはほど遠いけれど、白山がきれいに姿を見せてくれました。
同じバラ科のカライトソウも冬枯れのような葉の間から、一輪花穂を垂れていました。カライトソウは、ワレモコウ属の植物です。アルプスの登山道では、珍しさも手伝って、地味なワレモコウに感激しました。勿論、カライトソウの華やかさには足下にも及びませんが・・・。
種を播いた育苗箱の管理と共に、発芽した苗の記録も行います。
植物園や見本園、白山から採取して播かれた種の発芽を見守り、冬を迎える準備がすすみます。