寒中の温室でも、小さな発芽が見られました。

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昨日は、大寒。朝の気温は-4℃でした。今日の気温は、11:30で0℃。暖かく感じる温室では、コバイケイソウ?の名札の苗床から、細い芽が出ていました。成長した姿形とは似ても似つかぬ姿です。コバイケイソウは、単子葉植物に分類されるユリ科の多年草。毎年たくさん開花する植物ではありません。昨年の白山では、コバイケイソウの大開花が見られたようです。花が終わり茶色く立ち枯れた花茎は、種をたくさんつけてその夏の開花の見事さを物語っていました。

01211.jpgコバイケイソウは、その可憐な花の姿からは想像できませんが、全草有毒の植物です。芽だしの頃は、オオバギボウシやギョウジャニクニクの芽だしと酷似しているため、中毒事故が多いそうです。この辺りではそのような事故は耳にしませんが、どちらかと言えば日本海側に多い植物だそうで、きれいな花は愛でて楽しむにこした事がありません。

01212.jpg2011年、白山弥陀ヶ原でのコバイケイソウの群落です。ガスの中で、白い花穂がずっと彼方まで続いていました。 撮影 濱谷留広氏 

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このページは、スタッフが2014年1月21日 14:31に書いたブログ記事です。

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